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【田代学 ダッグアウトの裏側】ア・リーグ首位の原動力、レ軍・マルティネス打棒が爆発!!

 米大リーグは各球団が10試合前後を消化。2週前の当欄でア・リーグ東地区4位と予想したレッドソックスが首位に立っている。

 原動力は「3番・指名打者」のJD・マルティネス外野手(33)だ。2018年に初タイトルの打点王を獲得した右のスラッガーは、10試合のうち9試合に先発出場し打率.425、5本塁打、16打点。開幕3連敗後の7連勝(日本時間14日時点)に導き、第2週の週間MVPにも輝いた。

 「小さなことをおろそかにせず、同じことを積み重ねる。自分がコントロールできることに集中している」と地元メディアに普段通りのコメントをしたのは、11日(同12日)のオリオールズ戦(ボルティモア)だった。右方向へ2本と中越えの1試合3本塁打。タイガースとダイヤモンドバックス在籍時にも1度ずつ記録しており、3球団での1試合3発はマーク・テシェイラやアレックス・ロドリゲス(ともにヤンキースなど)らに続き史上5人目だった。

 実は、前日の試合を今季初めて欠場していた。風邪の症状を訴え、新型コロナの負傷者リスト入り。複数回受けた検査の結果が陰性だったため、試合当日の朝にスタメン復帰が決まっていた。

 コロナ禍で開幕が延期された昨季は不振に陥り打率.213、7本塁打に終わったが、今季は開幕から出場8試合で長打12本。1994年のダンテ・ビシェット(ロッキーズ)以来の記録で、コーラ監督も「絶好調だ。18、19年の調子に戻っている。昨季の成績が違うものだと証明しようとしている」と目を細める。

 マルティネスは試合前の打撃練習を撮影させ、全スイングの映像をチェック。コースなどに対してイメージ通りにバットを振れているものだけをタブレットに保存して、何度も見ることを日課にしている。今季は打席内で頭に描いた通りの打撃ができているのだろう。(サンケイスポーツ編集局次長・田代学)

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