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メジャーで楽天・田中将は衰えたか 期待裏切る復帰戦黒星、実戦ブランク?スタミナ不足?球威は…? (2/2ページ)

 田中はメジャーでは7年間で159発を浴びたものの、日本では2012年に被本塁打4、13年は6だった。貧打の日本ハムに2本の柵越えは衝撃の結果といえる。

 しかし、ネット裏に陣取った他球団の偵察部隊には「思ったよりもよかった。もっと真っすぐの力がないと思っていたけど、最速154キロの表示通りの球はきていた」との高評価もあった。

 24勝0敗という漫画のような成績を残した13年に比べると、球威が落ちていることは否めない。メジャーでは制球と投球術でカバーしてきた印象が強いが、想像されていたよりも球威は健在との見立てだ。

 あるスコアラーは「中田はともかく、石井に打たれて、あれで目が覚めたんじゃない? 日本ならある程度、真っすぐで押せると思っていたようで、2回までは真っすぐが多かったけど、石井に打たれたことで、3回からは変化球中心に配球を変え、スライダーを多めにしていた。あそこからの修正能力はさすがだった」と感心しきり。

 指摘通り、メジャーと同じように低めの変化球で打ち取る投球スタイルに切り替えると、3回以降は無失点に抑えた。「スプリットが落ちていないのが気になるが、負けたことが逆によかったかもしれない」。初戦の敗戦がいい薬となり、復調していくとみる。

 別の球団のスコアラーは「初回先頭の西川から空振り三振を奪った真っすぐ(148キロ)はホップして“さすが”と思ったけど、アウトローには1球も決まらなかった。変化球は操れるけど、真っすぐはダメだった。60球を過ぎたあたりから下半身もグラグラで、スタミナ面も課題」と分析。故障明けの田中将は2軍戦に登板せず、ブルペンで100球を2度投げただけで1軍に復帰してきた。3月20日の巨人とのオープン戦(東京ドーム)以来、約1カ月の実戦ブランクはやはり影響があったようだ。

 一夜明けた18日、田中将は東京ドームで調整。次戦は中6日で今週24日に本拠地で西武戦に先発の予定で、「どういうふうにマウンドに上がれるか、準備が一番重要」と雪辱を誓った。日本の打者をなめた訳でもないだろうが、手痛い2発を食らった復帰戦を糧に、2度目の登板ではメジャー仕様のマー君らしい“勝てるピッチング”を披露できるだろうか。

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