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阪神のリーグVに立ちはだかる巨人の壁 死角はブルペンに…弱さ見え隠れのリリーフ陣

 首位阪神は5年ぶりの7連勝で貯金を「11」まで増やし、20日からは3ゲーム差の2位巨人と敵地で激突。投打とも好調なチームの死角はブルペンにある。

 18日のヤクルト戦(甲子園)は今季最多16安打の猛攻。だが、7点リードの7回からドラフト8位新人の石井大智投手(23)=独立リーグ・高知=が2番手で登板すると、適時打と3ランで4点を失い楽勝ムードが一変した。続く8回も、ソフトバンク戦力外から今季加入の加治屋が捕まり2失点。中継ぎ右腕が相次ぐ背信となった。

 某セ球団スコアラーは「先発陣が頑張っている分、中継ぎ陣を投げさせるタイミングを計りかねている感じだね」と指摘。石井は中9日、加治屋も中8日の登板で、実戦感覚が鈍ったせいだとみる。今季阪神の先発投手陣は、4月1-15日まで12戦連続でクオリティースタート(6投球回以上で自責点3以下)を達成するなど盤石。打線も活発だけに、ビハインドの展開で登板させる中継ぎ陣の調整が難しいという贅沢な悩みを抱える。

 優勝を目指すうえで最大のライバルは、もちろん2連覇中の巨人。次カードで直接対決だ。監督経験のある球界OBは「矢野監督は今、投打がかみ合っているので特段、何もしなくても楽勝でしょ。問題は競ったときに采配をどう振るうか。巨人・原監督との差が一番出る」とみる。

 前回の今季初対戦ではコロナ禍で戦力不足の巨人が1勝2敗と負け越したが、もっか6連勝中と盛り返してきた。実力伯仲となれば、両軍ベンチの継投策が勝負を分ける可能性もある。昨季3勝9敗と鬼門の東京ドームに今季初見参の矢野阪神は、勝ち波に乗り続けられるか。(山戸英州)

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