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【江尻良文の快説・怪説】球界ご意見番・張本氏、温情派にイメチェン? “ハマの番長”率いるDeNA、楽天・田中将に一刀両断なし (2/2ページ)

 多くの評論家諸氏のような建前論とは無縁で、ファンが知りたい本音トークが最大のセールスポイントの張本氏。80歳となってだんだん丸くなっているのだろうが、まだまだ舌鋒鋭く切り込む解説に期待する声は多い。

 張本氏の様子を見て、ふと思い出してしまったのが、筆者が巨人担当記者だった第一次長嶋政権(1975年~80年)当時。40年以上も前の話だが、その頃、本音丸出し、毒舌の解説者として、“じゃじゃ馬”の異名をとったのが巨人OBの青田昇氏で、張本氏と重なる部分があった。

 テレビ解説では定評のある厳しい巨人評論が売り物で、現在の張本氏のようにご意見番として注目を集めていたのだが、あるときから、ソフト路線に変更。いつの間にかコメントに毒がなくなった。

 どうしたのかと思っていたら、別の巨人OBが「青田が巨人のコーチになるようだ」と教えてくれた。そして、その通り青田氏は1979年シーズン終了後、26年ぶりにヘッドコーチとして巨人に復帰。週刊誌上での舌禍事件でごく短命に終わったが、「伊東キャンプ」で江川、西本、篠塚、松本らを育てた。

 張本氏が再びユニホームを着ることはないだろうが、人生100年時代のスターとして、ますますエンジンをふかしてもらいたいものである。(江尻良文)

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