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Jリーグ黒字経営の優等生 浦和レッズ、赤字転落 「未曾有の危機的状況」立花社長

 J1浦和が23日、株主総会で2020年度の事業収支を承認し、新型コロナウイルスの影響で入場料収入が激減したことなどから、6億1200万円の赤字を計上したと発表した。クラブによると、赤字決算は10年度以来2度目。オンライン会見に応じた立花洋一社長(61)は「入場料収入が大きな柱。未曾有の危機的状況に変わりはない」と話した。

 個人でいえば自己破産にあたる債務超過こそ回避はできた。しかし、年間平均3万人台とJリーグ屈指の観客動員を続けていた浦和も、昨季は新型コロナウイルスの影響で平均入場者数は7869人まで落ち込む大打撃。10億円以上と危惧していた赤字は6億1200万円まで押さえ込んだが「大きな赤字であることにはかわりない」と同社長。

 今季リーグ戦成績は10位(4勝2分4敗)。今季徳島をJ1に昇格させたロドリゲス監督を引き抜いたものの、開幕ダッシュには程遠い結果が続いている。

 また、チーム創設30周年を迎えたJ1鹿島も純損失9億4500万円で3期ぶりの赤字。Jの優良クラブもコロナ禍の中、苦しい台所事情は続きそうだ。 (編集委員・久保武司)

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