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【勝者のワザ】距離に合わせフィニッシュ位置を変えるブレない正確パッティング タッチに強弱が生まれ距離感にも磨き KKTバンテリンレディス優勝、山下美夢有 (1/2ページ)

 最終日に66のベストスコアを叩き出し、トーナメントレコードの14アンダーパーで圧勝した山下美夢有(19)。2001年生まれで黄金世代、プラチナ世代に続く新世紀世代と呼ばれる選手たちの代表格に躍り出た。この世代では、すでに笹生優花が注目され、脚光を浴びている。

 150センチと小柄だが、コンパクトでシャープなスイングから安定した弾道のショットを打ち出す。ジュニアのアマチュア時代から、関西女子アマ制覇をはじめ、さまざまな舞台で活躍してきた。当時から得意なクラブは「パターです」と強調していた。プロ入り後は、そこにウエッジが加わった。100ヤード以内のショットコントロールが正確で、KKTバンテリンレディス最終日も、この距離からバーディーチャンスを作り、パッティングを決めるシーンが際立っていた。

 山下のパッティングには、緩みがない。速いグリーンでも、しっかりとボールをヒットする。そうすることで傾斜に流され過ぎることなくボールをカップに沈めていく。

 パッティングストロークの基本は「振り子のように」といわれる。パターヘッドの重さを利用してテークバックとフォロースルーの長さを同じにする方法だ。悪くはないが、インパクトがなく、ヘッドが流れてしまったり、傾斜に流され過ぎてしまうというデメリットもある。

 山下は、パッティングでも、しっかりフィニッシュを決める。フィニッシュを決める-とは、どこでヘッドを止めるかということ。短い距離なら、ボールの先1個分とか、それよりも長ければ2個分とか3個分といったように、フィニッシュ位置を変えていくが、そこまで緩めずに打ち抜き、振り子のように自動的ではなく、自分の意志でヘッドを止める。

 トップ位置は同じでも、フィニッシュ位置を変えることで、タッチに強弱が生まれるので、練習することによって距離感も磨かれていく。

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