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森保J金メダルのカギOA枠、コロナ猛威で空転危機 協会関係者「所属クラブにダメと言われればそれまで」

 サッカー森保ジャパンの東京五輪金メダル計画が空転の危機だ。新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて4都府県に3度目の緊急事態宣言が発出されたことで、オーバーエージ(OA)枠の海外組3人の招集が不透明感を増している。

 森保一監督(52)は「目標は金メダル。OA枠にはA代表でコアなメンバーとして戦っている選手から選びたい」と明言。FW大迫勇也(30)=ドイツ1部ブレーメン、MF遠藤航(28)=同シュトゥットガルト、そしてA代表で主将を務める吉田麻也(32)=イタリア1部サンプドリア=が有力視されている。

 ただ、OA枠は本人がいくら「五輪に出場したい」と望んでも、日本協会に招集する拘束力がない。前回のリオデジャネイロ五輪でもFW久保裕也(27)の招集を予定していたが、開幕まで1週間を切ったところで、当時在籍していたスイス1部ヤングボーイズに「FWに故障者が出た」ことを理由にあっさり拒否されている。所属クラブが「NO」と言ったらそれまでなのだ。

 日本協会関係者は「OA枠のリストに入っている欧州組の選手は5月にはリーグ戦が終わる。休ませないといけないが、できるだけ早く呼びたい」とし、五輪代表との融合のために「6月に国内で2試合の親善試合を予定している」と説明。招集のデッドラインは7月12、17日に組まれている壮行試合だが、「所属クラブにダメと言われればそれまで。コロナの感染が今のような状況だと難航しそう」と気をもんでいる。(編集委員・久保武司)

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