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阪神・糸井、福留を「反面教師」に復活 控え続きも…牙を研ぎ続け (1/2ページ)

 開幕からベンチスタートが続いていた阪神・糸井嘉男外野手(39)。ようやく巡ってきた先発機会ですぐさま結果を出せた背景には、昨季慣れない控え暮らしに苦しんだ大ベテランの轍を、踏ませまいとする周囲の支えがあった。

 近大の後輩にあたるドラフト1位ルーキー、佐藤輝の目覚ましい活躍の陰に隠れ、ポジションを奪われた糸井はもっぱら代打稼業。しかし、背中の張りで戦線離脱した大山に代わり、佐藤輝が本職の三塁に回ったことでチャンスが到来した。

 7日のDeNA戦(横浜)で開幕33試合目にして今季初スタメンを飾ると、お待たせの今季1号ソロ。中1日で9日の同カードでも先発し、値千金の勝ち越し2ラン。「いつでも、どこでも力を出せるように準備していた。いい準備ができて、いい結果が出てよかった」と胸を張った。

 昨季は膝痛で出場86試合に甘んじ、オフには多くのベテランが戦力外となるなか、球団史上最大2億1500万円減の年俸1億8500万円プラス出来高払いで契約。野球人生を懸けた今季はキャンプ中の実戦からアピールも、長らく主力を張ってきた大物選手にとって、慣れない控えの役回りは戸惑いの連続だ。

 頭をよぎるのは、昨季コロナ禍による開幕延期で調整に失敗し、不振でレギュラーを剥奪された福留の姿。慣れない代打の調整法に苦しむ大ベテランを間近で見ていた。

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