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レイズ戦力外の筒香、日本復帰でも居場所なし 古巣DeNAは大幅コンバート必要…再適応に疑問視も

 米大リーグ・レイズのメジャー枠を外れ、事実上の戦力外となった筒香嘉智外野手(29)に手を差し伸べる日本の球団はあるのか。

 今季26試合の出場で打率・167、0本塁打。手を挙げるメジャー球団は皆無との予測がもっぱら。筒香に残された道はマイナー戦に出場しながらメジャー再昇格を目指すか、日本球界復帰しかないとみられる。

 古巣DeNAの三原一晃球団代表(53)は12日、さっそく球団を通じたコメントで「彼を送り出した際に『日本でプレーすることになったらベイスターズに戻ってきてほしい』と伝えており、その思いは今も変わらない」とラブコール。筒香の選択次第としながらも、日本復帰となれば交渉する姿勢を示した。

 だが、チーム関係者は「今のウチに合うかと聞かれたら『厳しい』と言わざるを得ない。大幅にチームの形を変えることになる」と冷静な反応。筒香はメジャーで左翼と一、三塁を守ったが、筒香から主将を引き継いだ佐野が「4番・左翼」の地位をがっちり固め、一塁は助っ人砲のソト、三塁には宮崎が入る。

 「筒香をスタメンで使うなら、かなり無理が必要。開幕からレギュラーで頑張っている新人の牧を二塁から遊撃に、ソトを一塁から二塁に移し、空いた一塁に置く形になる。まずあり得ない」

 ポスティング移籍を認めて快くメジャーに送り出してくれた古巣との関係やファン感情に配慮すれば、セ・リーグ他球団への移籍は考えにくい。交流戦を除いて直接対決がなく、DHもあるパ・リーグの方がフィットしそうだが、パ側の見方は厳しい。ある球団の編成関係者は「メジャーの動く速球に対応しようとして、完全に打撃が崩れた。逆方向に長打が打てる懐の深さが消えている。日本に帰ってきたとしても、再適応するのは相当な時間がかかる」と評し、現状の力量そのものに疑問符を付ける。

 日の丸の4番も担ったスラッガーにふさわしい、次の働き場所は見つかるか。

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