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無観客のスタンドに響き渡るラケット破壊音 大坂なおみ、苦手クレーで初戦敗退「肉体面より精神面がやっかい」 イタリア国際

 女子テニスのシングルス世界ランキング2位の大坂なおみ(23)が12日、イタリア国際(ローマ)で初戦の2回戦に出場。同31位のジェシカ・ペグラ(米国)に6-7、2-6で敗れた。

 「クレー(コート)では不満がたまり肉体面よりも精神面がやっかい」と苦手を公言していた赤土の舞台でミスを連発。怒りに任せてラケットを叩き壊す音が、無観客のスタンドに響き渡った。第1セットのタイブレークをミスで落とすと、一度乱れたメンタルを立て直せないままストレート負け。同じくクレーコートで行われる次戦、四大大会第2戦の全仏オープン(30日開幕・パリ)に大きな不安を残した。

 なお、昨年の全仏は新型コロナウイルス対策で1日の観客数を上限1000人として開催。チケット販売数は例年の50万枚からわずか1万5000枚に激減したが、主催者はこの日、今年は制限を大幅に緩和し約12万枚を販売すると発表した。

 入場時にPCR検査か抗原検査の陰性証明、ワクチンの接種証明の提示を条件として、開幕日から6月8日までは最大5338人、大会終盤の5日間は1万3146人まで客席を開放する。大坂も失意に終わったローマの無観客の会場から打って変わって、久しぶりの大観衆の前で恥ずかしいプレーはできない。