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「侍ジャパン」瓦解の危機 五輪開催へ三木谷氏、孫氏が相次ぎ懸念表明 有力候補の相次ぐ故障で楽天、ソフトバンクの選手は命綱だが…ボイコットに戦々恐々 (2/3ページ)

 ともに創業オーナーとして絶大な影響力を持つだけに、傘下のソフトバンクと楽天の両球団もトップが打ち出した方針に背は向けられない。

 侍ジャパンの最終候補メンバーの発表は今月末から6月上旬に迫っている。両球団の“ボイコット”について、代表関係者は「まだ何の連絡も来ていないが、『選手は出せない』と言われるんじゃないか」と戦々恐々。ともに今季パ・リーグで首位を争う強豪で、代表候補を多数抱える人材供給源と期待されるが、開催に否定的なオーナーたちの協力を取り付けるのは至難の業と思われる。

 ただでさえ今季は開幕から、稲葉監督が侍ジャパンの中核と考えていた有力候補に誤算が続出。

 巨人ではエース菅野が右肘の違和感で出場登録を抹消中。軽傷とみられるが、今季すでにコンディション不良による離脱は2度目で不安を残す。ほかの先発候補でもソフトバンク・千賀は左足首の大けがで出場が絶望的。広島・大瀬良は右ふくらはぎの筋挫傷から18日に復帰したばかりで、昨年10月に左肩のクリーニング手術を受けたDeNA・今永も今月20日の中日戦(横浜)でようやく今季初登板を迎える。

 野手に目を向けても、日の丸でも不動の正遊撃手を担ってきた巨人・坂本が今月9日に右手親指を骨折。五輪には間に合う見込みだが、実戦感覚が戻るかは不透明だ。登録人数が少ない五輪で、内外野をこなせるユーティリティーとして「代えの利かない選手」と指揮官が重宝してきた西武・外崎も、死球で左腓骨を折り出場は絶望的だ。

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