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「侍ジャパン」瓦解の危機 五輪開催へ三木谷氏、孫氏が相次ぎ懸念表明 有力候補の相次ぐ故障で楽天、ソフトバンクの選手は命綱だが…ボイコットに戦々恐々 (3/3ページ)

 この野戦病院にあって、楽天の投手陣は命綱ともいえる。国際試合の経験が豊富な則本昂、新人ながらリーグトップの5勝を挙げているドラフト1位左腕の早川(早大)、守護神の松井。さらに7年間の大リーグ経験を持つ田中将大投手(32)は、三木谷氏も同席した1月末の復帰会見で、「日本に帰ってきて、(五輪に)出るチャンスがある。これはもう、心から、選ばれるのであれば断る理由なんてないですし、出たいと思っています」と出場に強い意欲を示していた。野手でも一、二塁が守れて長打が期待できる浅村、外崎の代役として鈴木大も候補に浮上している。

 そして4年連続日本一の最強軍団、ソフトバンクは走攻守で侍ジャパンの奮闘を支えてきた。主砲候補の柳田、主戦捕手として期待される甲斐、屈指の俊足を誇る周東、初見殺しのパワーカーブを操る石川。これだけの巨大戦力が、鶴の一声で代表からゴッソリ抜け落ちる可能性があるのだ。

 前出の代表関係者は「もし楽天とソフトバンクの協力が得られなければ、チームが組めるのかどうか…。ちょっと想像がつかない」と悲鳴。故障者続出で苦境の侍に、さらなる不安の影がもたれかかっている。

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