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大坂なおみ、会見拒否で四大大会追放危機 全仏初戦突破も罰金165万円、広がる波紋 (1/3ページ)

 テニスの全仏オープン(パリ)で、世界ランキング2位の大坂なおみ(23)は30日、シングルス1回戦を突破し、オンコート・インタビューには答えたが、大会直前に宣言した通り試合後の記者会見には姿を現さなかった。大会規則で定められている記者会見出席を拒否したことを受け、罰金として1万5000ドル(約165万円)が科された。四大大会の主催者は同日、今後も違反が続けば全仏で失格、他の四大大会で出場停止処分の可能性を通告する異例の共同声明を発表。会見拒否は大きな波紋を広げている。

 ◆選手たちはおおむね否定的

 苦手の赤土で、世界ランク63位のパトリチアマリア・ツィグ(ルーマニア)にストレート勝ちした大坂。コート上での勝利インタビューには応じ、「勝てたのはうれしい。もっといいプレーがしたいし、1戦1戦ごと頑張りたい」と答えたが、会見場には現れなかった。

 大坂は大会前に「アスリートの心の健康状態が無視されていると感じる。自分を疑うような人の前には出たくない。選手のメンタルヘルスを守るため」と主張。記者会見を拒否すると規則では1回につき最大2万ドル(約220万円)の罰金が科されることを承知で、会見拒否を宣言していた。

 全仏主催者であるフランステニス連盟のモレトン会長は「絶対的な誤り。受け入れることはできない」とし、大会側は事前に大坂に再考を促して、問題解決への対話を提案したものの受け入れられなかったという。健康確認と支援を申し出る文書も送り、「会見出席は全選手に平等に適用されるルールだ」と伝えたが大坂は納得しなかった。

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