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【江尻良文の快説・怪説】巨人・外国人選手獲得担当の珍談奇談 思わず耳疑った「わざと使えそうもない選手を推薦」

 巨人軍が1日、「米国OBスカウト」として、岡島秀樹氏、スコット・マシソン氏ら米球界に人脈を持つ5人と契約したという。そこで、巨人軍外国人獲得担当を巡る歴史的な珍談奇談を披露する。

 巨人のライバル球団の外国人担当から思わず耳を疑うような話を聞かされたことがある。

 「現地でたまたま巨人の外国人選手獲得担当と鉢合わせしたことがある。なんで巨人が良い外国人選手を取れないのか、分かったよ。米球界の連中が金満球団の巨人軍の足元を見て、わざと使えそうもない選手を推薦していたんだ。だって使えない選手だと、お金を持っている巨人はまた獲得に来るからね。こちらとすれば、そうすればまた儲かるからね」

 米球界は、懐の緩い金満球団の巨人軍からお金を搾り取ろうと、確信犯でダメ外国人選手を送り出していたというのだ。

 巨人OBで、他球団に移籍した外国人選手獲得担当の中には、巨人軍救済のため、一役買って出ようとした人もいた。

 「米球界もなめているが、なめられている巨人の担当者にも責任がある。相手の言いなりになり、勉強不足だ。一番の問題は、球団首脳が代わると、コロコロ担当者も入れ替わる。これじゃ米国側も信用しない。リストにはひどい外国人選手ばかりが並ぶことになる。もうちょっとましな外国人選手がいる。長嶋さんが望めば、個人的なルートとして紹介するよ」

 こう伝えられた第二次政権下の巨人・長嶋監督だったが、人一倍物事のケジメを大事にするだけにこう答えた。

 「気持ちは本当にありがたい。感謝するよ。だけど、ウチにも外国人選手獲得担当がいるのだから、そういうわけにはいかないだろう」

 球団首脳が代わる度に、外国人選手獲得担当まで異動させてばかりでは信頼関係は築けない。今回の「米国OBスカウト」人事は結構だが、「継続は力なり」を忘れたら、元の木阿弥になるだろう。(江尻良文)

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