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【江尻良文の快説・怪説】悪戦苦闘ソフトバンクの“救世主”期待も…傷心の再来日、キューバトリオに不安

 ソフトバンクのキューバトリオのモイネロ投手、デスパイネ外野手、育成のロドリゲス投手が、8日に再来日する。入国後、隔離期間を経て、23日にチームに合流する予定だ。

 12球団一の巨大戦力でV9巨人以来の5年連続日本一を目指すソフトバンクだが、今季は大誤算で低空飛行。それだけに、キューバトリオを起爆剤にして本来の姿を戻りたいところだが、この3人は、東京五輪野球米大陸予選第1ラウンドで敗退したキューバ代表のメンバーだ。

 母国の助っ人として大きな期待を背負いながら、その使命を果たせず、傷心の再来日となる。モチベーションは高くないかもしれないが、その屈辱を晴らすためにも、ソフトバンクに戻り、起爆剤になって欲しい。鷹ファンとすれば、そんな前向きのプラス思考をしたいだろう。

 ただ「野球は国技」というキューバ国民にすれば、東京五輪野球出場を逃したショックは大きい。出場は既定路線と思っていたはずなのに、まさかの予選第1ラウンド敗退。期待を裏切ったいわば“戦犯助っ人トリオ”でもある。

 当事者たちも、東京五輪出場に出場できなかったことは痛恨であるだろうから、切り替えてその悔しさをソフトバンクでぶつけるという心理にはなかなかなれないだろう。また、ソフトバンクで大活躍したとしても、改めてキューバ国民から「そうじゃないだろう」と大バッシングを浴びかねない。

 工藤監督以下のソフトバンク首脳陣は、再来日のキューバトリオに期待したいところだが、過剰な期待をかけない方が賢明だ。(江尻良文)

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