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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】五輪メンバー選考の材料にならず 難しい試合となったA代表戦 よかったのはケガ人が出なかったこと

 東京五輪のメンバー入りを目指すU-24(24歳以下)日本代表にとって、3日のA代表戦は非常に難しい試合になりましたね。

 五輪出場はサッカー選手にとって一生に一度のチャンス。ましてや、ホームの東京で行う五輪です。最終選考の場は残り2試合(5日・U-24ガーナ代表、12日・ジャマイカ代表)だけ。その前にこの試合で、けがをするわけにはいかない。それに、急きょ決まったA代表戦のため、彼らは九州から札幌まで移動してきたという点も差し引いてあげないと。相当、やりにくかったと思いますね。

 森保監督を筆頭とする代表スタッフは、この試合では五輪候補の選手たちに「○」も「×」もつけられないでしょう。逆につけることは酷ですよ。よかった点を挙げるとすれば、やはり誰もけが人が出なかったこと。A代表の本来の対戦相手が来日できなかったせいで、代打を頼まれたチャリティーマッチで負傷して、五輪代表入りが断たれてしまったら…。そんな最悪な状況にならなくてよかった。

 今回招集されている五輪代表候補は27人。OA枠3人は確定ですから、ここから9人が落選します。残り2試合、日本の五輪代表史上、最も厳しい選考になりますね。 (元J1横浜監督・水沼貴史)