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森保ジャパン、弱みは“ポスト長友”不在 若手選手の「何も聞きに来ない」現状も

 サッカー日本代表がキリンチャレンジ杯・セルビア戦(11日・ノエビアスタジアム神戸)に向けた練習を8日、大阪で開始した。日本が欧州勢と国内で対戦するのは2016年6月のボスニア・ヘルツェゴビナ戦(吹田)以来5年ぶり。日本の最新世界ランクは28位、J1名古屋に在籍したピクシーことストイコビッチ監督(56)が指揮するセルビアは25位で、6月シリーズでは唯一の強豪を迎え撃つ。

 この日、ベテランDF長友佑都(34)=マルセイユ=は「今までの2次予選とは全く違うサッカーになってくると思います」と気を引き締めたが、森保ジャパンの頭痛のひとつが“ポスト長友”の不在。「代表は若手を鍛えるところではないですから」と森保監督も、それは十二分にわかっている。

 世代交代は必須だが、ベテランの長友、GK川島(ストラスブール)、今回は招集を見送ったFW岡崎(ウエスカ)の3人に頼っているのが現状だ。

 長友は今の若手たちに対して「何も聞きに来ない」と嘆く。W杯2次予選のタジキスタン戦(7日)は4-1で勝利も、日本は2次予選初の失点を喫するなど、格下相手に内容はいまひとつ。若手を試すために出場しなかった長友は「日本を代表しているチームなわけで。もっともっと主張していんじゃないかと思う」と“喝”を入れた。

 また長友は「これだけは言えます。代表のキャリアがある選手たちに、何かを聞きに来る若手は必ず伸びているし、代表に定着している」と歯がゆい様子。今回のメンバーにはそんな後輩たちはわずかしかないという。

 W杯カタール大会は来年11月。長友に「2022年に突き進みます。自信はあります」と豪語されているようでは、森保ジャパンのウイークポイントは埋まる気配すらない。(編集委員・久保武司)

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