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サッカー欧州選手権、コロナ禍でも猛進 分散開催に有観客…感染拡大なら東京五輪に影響、野球は出場辞退国が続出

 サッカーの欧州選手権は11日(日本時間12日午前4時開始)のイタリア-トルコ戦(ローマ)から開幕。欧州11都市を舞台に24チームが、来月15日の決勝(ロンドン)まで熱戦を繰り広げる。

 従来の大会は開催地の立候補を募り、多くても3カ国の共催で行われてきたが、今大会は欧州サッカー連盟(UEFA)60周年記念の位置づけから、当初は2020年夏に欧州12カ国で分散開催されることに決定。しかし、欧州全土の新型コロナウイルスまん延で1年延期されたうえ、今年4月にはUEFAが義務づけた有観客開催を拒んだアイルランドが開催地から除外された。

 在欧メディア関係者は「感染拡大を招きかねない遠距離移動を減らすため、W杯予選などがホーム&アウェーから1カ所での集中開催に変更される流れに、UEFAは逆行している。欧州各地を選手だけでなく、有観客にこだわったせいでファンも往来する」と批判。「今大会が深刻なコロナ禍に襲われれば、欧州各国の東京五輪への姿勢にも影響が出る」とみる。

 一方、五輪出場権を懸けて22日からメキシコで行われる野球の世界最終予選は、コロナ禍を理由に出場を断念するチームが続出。中国、当初の開催地だった台湾に続き、9日にはオーストラリアが「克服できない困難のため」辞退を表明した。

 すでに日本、韓国、イスラエル、メキシコ、米国が出場を決め、残る1枠はオランダ、ドミニカ共和国、ベネズエラの3カ国の争いに。米大リーグの選手が一切参加しないうえ、金メダル3度のキューバもベスト布陣で臨んだ予選で敗退済みとあって、本大会のレベルはさらに低下しそうだ。

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