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絶好調!!稲見萌寧、東京五輪へ視界良好 出場は夢のまた夢も…1年延期がもたらしたチャンス

 ■国内女子ゴルフ「宮里藍サントリーレディス」

 第1日(10日、兵庫・六甲国際GC=6517ヤード、パー72)

 今年5度の優勝を含めてトップ10入り10度と絶好調の稲見萌寧(21)が、ボギーなしの6バーディーで2位と好発進。来月開幕する東京五輪出場へ視界良好だ。

 予定通り昨夏に開催されていたなら、五輪出場など夢のまた夢だった。代表選出の基準となるはずだった昨年6月末時点の世界ランキングでは、各国上位2人に与えられる五輪切符を5位の畑岡奈紗(22)と13位の渋野日向子(22)が得る位置につけていた。さらに15位以内に入れば各国上限4人まで出場権が得られるため、15位の鈴木愛(27)も含め総勢3選手が出場圏内。一方で当時の稲見は59位で、五輪への意識など微塵もなかったはずだ。

 ところが1年が過ぎて情勢は一変。畑岡は最新の世界ランクでも日本勢トップの10位を維持しているが、渋野は32位、鈴木は44位とそろって順位を大きく下げ出場圏外に。残る1枠の争いは稲見が26位、古江彩佳(21)が28位と熾烈だ。

 もっとも、稲見はシーズンを通した成績に重きを置いており、「私の中でオリンピックがゴールではない」と気負いはなし。6月28日付の世界ランクをもとに代表が決定するまで、古江とともに国内で出場する今大会を含めた3試合でしのぎを削る。古江はこの日、稲見と5打差の1アンダー、39位につけた。

 なお、米ツアーに参戦中の渋野は、代表決定までに自力で世界ランクを上げるチャンスは24日開幕の「全米女子プロ」のみ。国民的ヒロインに躍り出て以来、自国開催の五輪で活躍を望む声は大きかったが、現状は厳しいと言わざるを得ない。

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