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【松本秀夫 プロ野球実況中継】ヤクルトのドラフト4位・元山クン、1軍でやる以上はバントは必須ですよ

 新人の当たり年、ヤクルトのドラフト4位・元山飛優選手(22)=東北福祉大=もこのところ、スタメンショートで頑張っています。

 6月は・305(10日現在)と打率も残しているのですが、気になる点がひとつだけ。9日のロッテ戦(ZOZOマリン)で送りバントを2回失敗したのです。第1打席はバントファウルのあとヒットで挽回したものの、2打席目はバントがキャッチャーフライになり併殺打。実は以前にも元山選手のバントミスを目にしたので、ちょっと細かいデータを調べてみました。

 今季の元山選手のバント企図は6回。フェアとなった打球のうち成功が3回、失敗が3回で5割ですから、高い成功率ではありません。さらにバントファウルとバント空振りが合わせて6度というのもいただけない数字。もちろん元山選手は大学時代、スラッガーでしたからバント経験はなかったと思うのですが、プロの1軍でやって行く以上、求められた役割はきっちりこなさないと…。

 大学の大先輩、大魔神・佐々木主浩さんがこんなふうに話していたことがあります。「僕は高校時代、4番を打っていたけれどバントは得意だった。当時の高校野球では打順に関係なく、みんなバント練習をみっちりやるのが当たり前でしたから」。思うに、いまの高校では強打が中心で、佐々木さんの時ほどバント練習をしていないのではないでしょうか。

 10日のロッテ戦ではバントの場面なく、打っては2安打、守備でも華麗なフィールディングを見せた元山選手。ヤクルトの背番号「6」といえばバントの名手、宮本慎也さんが付けていたもの。長らく決まらないショートの定位置を確保するために、バントもしっかり決めてほしいものです。(フリーアナウンサー・松本秀夫)

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