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【福島良一 メジャーの旅】「父から子へ…」ゲレーロJr.に注目 球宴最多得票22歳、大谷の最大ライバル (1/2ページ)

 6月20日は父の日であり、米球界にとっても特別な日と言える。なぜなら、野球の歴史は祖父から父、そして子供たちへと受け継がれる米国の一大叙事詩であり、これまで多くの親子選手を輩出してきたからだ。

 現役ではブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)やフェルナンド・タティスJr.(パドレス)といった、新たなジュニア世代が到来。中でも、最大の注目はエンゼルス大谷翔平投手の強力なライバルとして急浮上のゲレーロJr.だ。

 父は殿堂入りブラディミール・ゲレーロ。1996年からエクスポズなど16年で通算449本塁打。2002年には史上4人目の“40-40”に迫る39本塁打、40盗塁をマーク。パワーとスピード兼備の万能外野手として名声を博した。

 04年エンゼルス移籍1年目には三冠部門すべて5位入り。チームを18年ぶりの地区優勝に導き、ドミニカ出身者として史上4人目のMVPを受賞。ラテン系には珍しく物静かな性格で英語も不得手なため、通訳を介して会見を行った。

 ヘルメットは松ヤニでひどく汚れ、バットは素手で握り豪快にフルスイング。「史上最高のバッドボールヒッター(悪球打ち)」と言われ、同世代のイチローのようにワンバウンドの投球もヒット。個性豊かで野性味あふれるスラッガーだった。

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