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阪神・藤浪が背信投球、矢野監督“捨て駒扱い”か 起用法いかんではチームの失速要因に

 阪神・藤浪晋太郎投手(27)が23日の中日戦(バンテリンドーム)で、3四球と2安打で4失点炎上。3戦連続の背信投球で今季2敗目(3勝)を喫し、今後の処遇が焦点となる。

 同点の7回に2番手でマウンドに上がると、先頭にいきなり四球。2死満塁まで粘ったが、4番ビシエドに押し出し四球で勝ち越しを許してしまう。続く堂上には右翼越えの3点二塁打を浴びて試合をぶち壊した。

 今季は開幕投手を務めたが4月下旬に2軍再調整を命じられ、6月4日に頭数が足りないブルペン要員で緊急昇格。勝ちパターンを担う試合もあったが、13日の楽天戦から3戦連続の計7失点とボロが出始めた。

 昨季も2軍ぐらしが続いていた藤浪は、秋口にコロナ禍で手薄になった中継ぎ要員として緊急昇格すると、期待以上の結果を残した。球団OBは「それで矢野監督が味を占めてしまったんでしょう。中途半端な起用に拍車がかかった」と憂慮。今季も2匹目のどじょうを狙ったが、ものの見事にあてが外れた格好だ。

 投手コーチを長く務めた球界OBは藤浪のポテンシャルの高さを惜しみつつ、「矢野監督は藤浪が結果を残せばもうけもの、ダメなら切ればいいと、もはや“捨て駒”扱いだ。今の使い方では本人には何らプラスにならない」と批判。

 指揮官は今後も藤浪を試合終盤の大事な局面で使うのか。それとも敗戦処理に格下げか、あるいは2軍に落とすのか。いまだ存在感は大きいだけに、起用法いかんでは首位を走るチームの失速要因となり得る。 (山戸英州)

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