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【江尻良文の快説・怪説】“令和の怪物”ロッテ・佐々木にプロの洗礼を浴びせたソフトバンク・柳田と王会長

 24日のロッテ対ソフトバンク戦(ZOZOマリン)。最大の見所、ロッテ・佐々木朗希対ソフトバンク・柳田悠岐は、柳田に軍配が上がった。

 佐々木は5回まで柳田の17号ソロによる1点のみと好投したが、6回に同点にされ、なお一死三塁。柳田の中前タイムリーで逆転を許して交代となった。

 佐々木がプロ初黒星の洗礼を浴びた姿を見て、柳田の師匠であるソフトバンクの王球団会長の言葉が浮かんだ。佐々木は高校時代に“令和の怪物”と騒がれたが、この時、王球団会長はマスコミを一喝したことがあった。

 「君たちマスコミは高校球界最速の162キロを出したとか、“令和の怪物など”と、大騒ぎしすぎなんだよ。スピートコンテストじゃないんだ。投手がプロで活躍するには、速球だけではダメなんだ。コントロールが必要だし、必ずストライクが取れる決め球の変化球がなければ通用しない」

 スピードガンの計測だけで、“令和の怪物”出現と大騒ぎするマスコミにあおられ、佐々木本人が大きな勘違いすることを危惧したのだ。

 そんな王球団会長の秘蔵っ子である柳田が、佐々木に対し、プロの世界の厳しさを教える見事なKO劇。王球団会長としても大満足だったのではないか。

(江尻 良文)

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