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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】サッカー欧州選手権16強決めたC・ロナ「PKの極意」 強力な「体幹」にブレない軸足…大切なのは100%決める気持ち

 サッカー欧州選手権を堪能していますか? 1次リーグF組の最終戦、前回王者ポルトガルとW杯ロシア大会優勝のフランスの一戦は2-2の引き分けでしたが、見応えがありましたね。

 ポルトガルはエースFWクリスチアーノ・ロナウド(36)のPK2発で16強進出を決めました。18歳で代表デビュー以来、これで国際Aマッチ通算109ゴール。元イラン代表FWアリ・ダエイ氏(52)の最多記録に並んだそうです。

 キッカーにとっては絶対に決めなければいけないPKですが、(1)自分のキック力に自信がある(2)GKと駆け引きをして決める-という2通りのやり方に分かれます。もちろんロナウドは(1)です。36歳になってもキック力に相当な自信を持っている。2発のPKを見て改めてそう思いましたね。

 実は2点目のPKは、しっかりインパクトができていませんでした。でも相手GKは弾くこともできず、いとも簡単にゴールとなった。その理由はどこにあると思いますか? それはロナウドが足の力だけで蹴っていないからです。CMでもおなじみの見事に割れた腹筋からもわかるように、強力な「体幹」を思う存分使ったPKなんです。

 ただやみくもに思いっきり蹴るだけでは、プロでもふかしてしまうし、「あとはボールに聞いてくれ」というようなとんでもない方向にいってしまいます。

 ロナウドがPKをふかすことがない理由は、まず蹴る際の軸足が全くブレていない点にあります。そして彼ほどのレベルになると、気持ちも全くブレません。自分が外すなんて微塵も思っていませんから。PKで一番大切なのは、100%決めるという気持ちです。 (元J1横浜監督・水沼貴史)

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