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【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】続・大谷起用法、結論を話そう 本コラム提言「外野手でのフル出場」に議論百出 (2/3ページ)

 登板前日に外野の守備はさせたくないだろう。脚が疲れた状態で先発マウンドにあがらせたくない。先発した翌日も腕、体、脚を休める必要がある。そう考えると、メジャーでも週1回登板するとして、外野守備の機会は最初から3日削られる。

 火曜日は外野で行けるが疑問は残る。もし先発の疲れが残っているなら、DHしかできないだろう。水曜日は外野のできる最適の日。木曜日はブルペン練習の日だが、この日はDHでなく外野を守れるかもしれない。金曜日も外野のできる日だ。しかし首脳陣なら、登板のために脚を休めておいてほしいと願うだろう。

 このシナリオで行くと大谷が外野を守れるのは最大で4日。もし休養が必要だと感じたら、外野守備は週に1日か2日削られることになる。

 監督は大谷がどの程度疲れているのか、集中力を保てているかを細心の注意を払って見守らなくてはならない。もし大谷が中4日、あるいは中5日で投げるようになった場合、外野を守れるのは最大でも週3日になってしまう。

 ■まだ故障明け

 さらにスティーブンス氏は、「日本のファンは休養の重要さを十分、分かっていない」ともいった。

 ヤンキースのコーリー・クルーバー投手がいい例だという。

 サイ・ヤング賞に2度輝いたベテラン右腕は今年5月19日、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦に先発し無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を達成した。メジャー11年目にして達成した快挙で、9回を101球。与四死球1、奪三振9だった。しかし、この101球が響いた。

 クルーバーは2019年5月1日のマーリンズ戦で打球を受け右腕を骨折した。リハビリ期間が長く、今季も基本的に1試合70~80球が限度とされていたが、快挙達成のために100球を超えた。

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