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【江尻良文の快説・怪説】ソフトバンク、エース千賀復帰で…工藤監督&侍ジャパン・稲葉監督“大喜び”の落とし穴

 30日、ソフトバンク・工藤監督が、左足首の靭帯損傷で戦線離脱中のエース千賀の一軍合流を明言した。

 「本人が“よし、これでいけます”となれば、僕らはゴーです。“一軍に呼ばれるのを待つだけです”と(千賀の)コメントが(報道で)出ていたので、ゴーじゃないかな」

 大本命のソフトバンクが、全く想定外の低空飛行のため大混戦となっているパ・リーグ。工藤監督にとっては千賀の故障がすべてだった。復帰となれば、チーム急浮上の期待が持てる。

 東京五輪で初の金メダル獲得宣言をしている侍ジャパン・稲葉監督も大喜びだという。巨人・中川の負傷辞退もあり、千賀は代替候補に急浮上。緊急招集をかけることができそうなのだから、その喜びもわかる。

 ただ、故障が左足首という大事な箇所であることを考えれば、過大な期待をかけるのは酷だ。本人もチームのエース、侍ジャパンの柱との自覚がある。チームにも、侍ジャパンにも迷惑をかけたと思っているだろうから、その分も頑張ろうとするだろう。そうなれば、故障再発の危機がついて回る。

 工藤監督、稲葉監督は、冷静に千賀のブレーキ役になりながら、大事な場面で起用できるように調整する必要がある。現状を見ていると、逆にいきなりアクセルを踏みかねないが…。(江尻良文)

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