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「寿命を生ききった」元日本ハム監督・大島康徳さん死去 夫人がブログで“遺言”公開

 6月30日に70歳で死去した元プロ野球日本ハム監督の大島康徳さん。大分・中津工高(現中津東高)から1969年にドラフト3位で中日に入団。中心打者として74、82年のリーグ優勝に貢献し、83年には本塁打王に輝いた。

 88年から移籍した日本ハムで90年8月に2000安打を達成。94年に現役を引退し、2000-02年は監督を務めた。通算成績2638試合で打率2割7分2厘、2204安打、382本塁打、1234打点。

 17年2月に公式ブログで、「余命1年」と宣告されてステージ4の大腸がんで手術を受け、肝臓に転移していることを発表。以降は闘病の様子を赤裸々につづっていた。今年に入ってからも毎日のように投稿。6月24日夜には退院し在宅医療に入ったこと、同27日は次男が一緒に寝てくれたことを報告し「皆に感謝」と記した。更新は同29日午後9時28分を最後に止まり、翌30日午前に都内病院で息を引き取った。

 NHKで長く解説を務め、最後の仕事では6月12日にBSで米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平の先発試合を担当。逝去が発表された7月5日に夫人がブログを更新し、大島さんが今年の春頃に記したという「この命を生ききる」と題された“遺言”が公開された。以下に一部を抜粋する。

 「この年になるまで 野球一筋、野球人として生きることができた。皆様のおかげです。どうもありがとう」

 「楽しかったなぁ… これ以上何を望む? もう何もないよ。幸せな人生だった」

 「病気に負けたんじゃない 俺の寿命を生ききったということだ その時が来るまで 俺はいつも通りに普通に生きて 自分の人生を、命を しっかり生ききるよ」