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【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】朝日新聞や三木谷氏、孫氏が反対しても…東京五輪、開催する以上大きな成功と感動を (2/3ページ)

 犯罪も横行した。オーストラリアのパラリンピック代表選手が強盗に襲われ、ニュージーランド選手団の1人は警察官の制服を着た男に誘拐され、ATMから現金を下ろして渡すことで解放された。ビーチバレーの会場近くには人間の死体の一部が打ち上げられた。

 それでもリオ五輪は“生き残った”。テレビ視聴率で過去最高を記録した。世界の半分が大会を観た計算だ。ソーシャルメディアでは公式サイトへのアクセスが70億回を超えた。世界新と五輪新が100以上生まれ、ドーピングの検査でも違反者が少なかった。

 リオの直前の悲惨な状況を考えれば、東京五輪にも希望があることになる。史上初めてバブルに囲まれた中で開催される大会は、いかにコロナウイルスと戦うかにかかっている。

 そんな中、東京オリンピックの期間中、日本政府は選手たちにコンドームを配布しないことを決めた。コロナの感染対策がその理由だが、もう少し違った配慮があってもよかったと私には思えて仕方ない。

 6月21日の東京五輪組織委員会の発表では選手たちのために準備していた16万個のコンドームを、選手たちが選手村を出て出国する際に記念品として配布することに決めたという。

 これは長い習慣を打ち破る出来事だ。

 健康で強靭な肉体をもつアスリートたちが、選手村でセックス・パーティーにふけるのは昔から有名な話だ。

 ■人はセックスをやめない

 オリンピックにおける無料のコンドーム配布は1988年のソウル・オリンピックから始まった。当時はエイズの感染が広がり予防の必要性が強調されていたからだ。

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