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【江尻良文の快説・怪説】大谷の32号祝福、松井氏の変わらぬ本塁打王人生 (1/2ページ)

 エンゼルス・大谷翔平(27)が日本人年間最多の32号。記録を破られた松井秀喜氏(47)が「真の長距離打者。唯一無二の存在」と祝福した。松井氏らしいすがすがしいコメント。大谷に抜かれても、巨人時代から歩んだ本塁打王人生がかすむものではない。

 松井氏も高校時代から甲子園のスーパースター。巨人に入団してからは長嶋監督の秘蔵っ子として日本プロ野球界を背負って立った。メジャーリーグでも名門ヤンキースで名を残している。

 松井氏はゴーイングマイウエーのイチロー氏とは対照的に、周囲に対しても常に気配り心配り。米国へ取材に来た記者たちには野球大会を開催して恩返しした。

 大谷を絶賛し、祝福した言葉からは、野球人生を通して変わらぬ松井氏のフェアで謙虚な態度がうかがわれる。

 松井氏が師と仰ぐ長嶋氏も「ファンは神様だ」を有言実行してきた。「あの松井のファン、マスコミに対する謙虚な対応は、長嶋監督の教育の賜物ですか?」と、思わず聞いたことがある。

 長嶋監督の答えはこうだった。

 「松井のご両親は宗教家だから、その教えを受けているからだろう。オレの影響じゃないよ」と。そうは言うものの、もちろん、ミスタープロ野球の影響を受けているのは間違いない。

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