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【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】MLBで100年以上続く「アンリトンルール」が緩和 “沈黙の掟”はもう古いのか (1/3ページ)

 MLBのアンリトンルール(unwritten rules、沈黙の掟)は長い歴史をもち、永遠に続いていく。

 メジャーには文章化されてはいないが、相手を侮辱するものだとして、禁じられている行為がいくつもあり、それに違反すると厳しい報復が待っている。100年以上も続くアンリトンルールを改めて、いくつか紹介すると-。

 【掟破ったイチローに報復】

 ●大量リードした場面で、相手投手のボールカウント3-0後の球を強振してはならない

 ●大量リードした終盤、セーフティーバントをしてはならない

 ●ホームランを打った直後にバットを大きく放り投げたり、走塁中に相手を侮辱してはならない

 ●相手投手がノーヒットノーランを続けているときにバントヒットを狙ってはいけない

 ●投手以外の選手がマウンドを踏んではならない

 ●打席に入るのに時間をかけてはならない

 ●捕手のサインに連続して何度もクビを振ってはならない

 ●リストバンドや足首のプロテクター、ネックレスなどを過剰に身に着けてはならない

 「ノーヒットノーランが続行中はベンチでそれを話題にしてはならない」というチーム全体の行動を規範するルールもある。助っ人外国人が日本選手の行為に激怒したことがある。たとえば1980年代、西武ライオンズ時代の秋山幸二はホームランを打つと「バク宙ホームイン」という派手なパフォーマンスで有名になったが、外国人選手は「相手投手を侮辱する行為」と受け取った。

 彼らはバット投げも嫌った。

 オリオールズの外野手だったアダム・ジョーンズは現役時代のイチローについてこんな話をした。

 「5点以上リードした試合の2死二塁からでもイチローは三盗した。盗塁の必要のないシチュエーションで相手選手は気に入らなかった。特にテキサスでは忌み嫌われ、死球をぶつけられていた」

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