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【福島良一 メジャーの旅】アーロンと大谷、ルースの神話を超える偉大なる存在 (1/2ページ)

 オールスター史上初めて投打の二刀流で出場したエンゼルス大谷翔平投手。その夢の球宴で主役を演じた大谷とともに印象に残ったのが、史上最多25回の選出を誇るハンク・アーロンの追悼セレモニーだった。

 1974年、本拠地アトランタでブレーブスのアーロンが通算715号本塁打をマーク。不滅の大記録と言われたベーブ・ルースの最多記録を更新。黒人選手として人種差別や迫害を受けながらも、ついにルースを超える歴史的瞬間だった。

 その年オフに初来日し、東京・後楽園球場で巨人王貞治と夢の日米ホームラン競争。ネット裏最前列でビリー夫人が見守る中、特大アーチを連発し10対9で勝利。世紀の対決で王は惜敗したものの、日本球界にとって画期的な日となった。

 それから3年後、王はアーロンの通算755本を抜き、世界新記録を樹立。米国でも大きく報道され、王の記録更新の話題で持ち切り。やがて、それが世界の王から投打の二刀流スター、今季メジャー本塁打トップの大谷へと継承された。

 元祖二刀流ルース以来、一世紀の時を超えて投打の二刀流として活躍。1919年にルースが10試合以上登板し29本塁打を放ったメジャー記録も102年ぶりに更新。米メディアは「すでにルースを超越した選手だ」と高く評価した。

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