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【清水秀彦 そういうことだろ~】森保ジャパンのメダル獲得率は70% 替えが利かない守備のキーマン遠藤、吉田、冨安

 何色かはさておき、東京五輪で森保ジャパンがメダルを獲得する確率は70%以上だね。その実力は十分ある。

 守備のキーマンはやはりオーバーエージ(OA)枠のボランチ、MF遠藤航(28)=シュツットガルト=でしょう。守備だけではなく、足元の技術もある。チームを落ち着かせることができる、いい選手になったよな。

 日本代表は国際大会でボランチが強いときに、いい成績を挙げてきた。コロナ禍でみなさん大変な思いをしているけど、五輪開催が1年延期になったことで、遠藤はドイツ1部リーグで大活躍できた。欧州のトップレベルでボール奪取率がリーグ1位になったからね。森保ジャパンに追い風は吹いている。

 遠藤がいることで最も恩恵を受けるのは、同じOA枠のDF吉田麻也(32)=サンプドリア=さ。前にいる遠藤に「パスコースを消せ」「プレスをかけろ」など声の指示を出すことで、吉田自身に際どいボールがきにくくなる。パスコースも限られてくるので、吉田やセンターバックでコンビを組むDF冨安健洋(22)=ボローニャ=にとってすごく安心感があるはずだ。

 問題を挙げれば遠藤や吉田、冨安は替えが利かないこと。今大会は中2日で試合が続く。普通ならありえない日程だよ。万が一、遠藤がパンクでもすれば非常事態になる。そうならないためにポイチ(森保監督)の選手起用、いかに交代枠をうまく使うかも、メダル獲得に向けてはポイントのひとつだね。

 今回は日本がメダルを獲る最後のビッグチャンスだ。欧州組の選手たちは今後、所属クラブがますます五輪に出したがらなくなるだろうから。それにメダルを獲ることで、日本サッカーがステップアップするきっかけにしなきゃいけない。日本代表にとって極めて大切な五輪だよ。 (元J1仙台監督)