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柔道日本「金」量産へ“流れ”作れ 先陣を切る男子60キロ級、女子48キロ級

 自国開催の五輪で史上最多の金メダル30個獲得を目指す日本。ゴールドラッシュが期待されるお家芸の柔道は、日本武道館で24日から始まる。

 代表チーム内からは「気持ちは団体戦」という言葉が何度も聞こえてきた。競技初日からバトンをつなぎ、男女各7階級でどれだけ金メダルを量産できるか。さらに最終日の31日には、男女3人ずつがチームを組む新種目「混合団体」が控える。勢いに乗るにはスタートダッシュが必要だ。

 日本勢金メダル1号を懸けて先陣を切るのは、男子60キロ級の高藤直寿(28)、女子48キロ級の渡名喜風南(25)。特に前回3位、世界一3度で期待が高まる高藤は「66キロ級、73キロ級の前座で終わりたくない。柔道を知らない人にも僕が流れをつくったと思ってほしいから、金メダルを取りたい」と必勝を期す。

 男女最軽量級から始まる日程が定着したのは、2000年シドニー大会以降。04年アテネ大会まで2大会続けて男子は60キロ級の野村忠宏、女子は48キロ級の谷亮子がそろって制し、特に野村が3連覇、谷が2連覇を果たしたアテネ大会は男子3、女子5と史上最多の金メダル8個を積み上げた。

 だが08年北京五輪からは3大会連続で男女とも第1日の頂点を逃し、金メダルは男子が2、0、2個、女子が2、1、1個と苦戦。全日本柔道連盟の金野潤強化委員長は「初日にしっかり勝つと全員が落ち着く。特に今回のような通常ではない五輪ならば、なおさら重要。出だしの3日間で4個取れたら…」と構想を描く。正式競技に採用された前回東京大会以来、半世紀以上ぶりに祖国に還ってきた柔道。4大会ぶりの最軽量級ダブル制覇から、お家芸の完全復活を呼び込みたい。

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