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【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】日本の野球はメジャーに並んだ パワー不足を覆す大谷の打撃力 イチロー、松井に納得しなかった野球評論家らも沈黙 (4/4ページ)

 そんな中、現れたのが大谷翔平だ。先の批評家らも黙るしかなかった。

 王がアーロンの記録を抜いた時の身長と体重は177センチ、79キロ。野茂がロサンゼルスに移った時は188センチ、86キロ。大谷は身長193センチ、体格はNFL(アメフト)のタイトエンドのようだ。

 日本プロ野球界で唯一通算3000安打を達成して殿堂入りした張本勲氏は、21年シーズン半ばの球宴を振り返って、こう言った。

 「アメリカよ、これが日本のプロ野球だ。どうだ、参ったか」

 MLBの打者は27歳から30歳にかけて能力のピークを迎える。大谷は現在27歳。まだまだ先は長い。

 ■Robert Whiting 作家。米ニュージャージー州生まれ。『和をもって日本と成す』(1990年)で日本のプロ野球の助っ人外国人を描き、独特の日米文化比較論を展開した。この逆バージョンともいえる本コラム「サクラと星条旗」は2007年から好評連載中。

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