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五輪史上初、トランスジェンダー選手が重量挙げに出場 「生物的に不公平」批判は根強く

 性別適合手術で男性から女性となり、五輪史上初めてトランスジェンダーとして女子種目に参加したローレル・ハバード(43)=ニュージーランド。2日の重量挙げ女子87キロ超級でスナッチを3回連続失敗して記録なしに終わったが、「誰もが参加できる試合にしてくれて感謝している」と語った。

 大会組織委員会などによると、ハバードは男性だった10代に重量挙げを始め国内ジュニア記録も樹立したが、性別への違和感から一度競技を離れた。30代で性別適合手術を受け女子選手として復帰し、2017年世界選手権で銀メダル。男性ホルモンを基準とする国際オリンピック委員会の出場規定はクリアしているが、成人まで男性として骨格が形成されるなど「生物的に不公平」といった批判は根強い。

 同じ87キロ超級のアナ・ファンベリンヘン(27)=ベルギー=は大会前、「何人かの選手が五輪出場やメダル獲得といった人生を変える機会を失う」と主張。ロイター通信によると、トランプ前米大統領は先月の講演でハバードを「彼」と呼び、「みなさんの長年の記録を簡単に打ち破る」と東京五輪が台無しになることを警告していた。

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