記事詳細

【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】準決勝でヒーローになり損ねたGK谷に期待 因縁のメキシコと6日3位決定戦 (1/2ページ)

 東京五輪サッカー男子で日本代表は3日、スペイン代表との準決勝で延長戦の末に0-1で惜敗。五輪決勝への扉は、3度目の挑戦でもこじ開けられませんでした。

 代表戦でこれだけ緊張感満載の試合は久々。手に汗を握ってテレビ観戦をした読者の方々も多かったはずです。それだけいい試合でした。スペインのほとんどは年齢制限のないフル代表のキャリアがある選手。本気で金メダルを獲りにきている強豪を、倒すチャンスは十分ありました。だからこそ、勝ちたかった。

 悔しい唯一の失点シーンは延長後半10分、スローインからでした。あと5分でPK戦突入という時間帯。もちろん疲れもある。相手からすれば、そのスキを突いてゴールを奪うのがセオリーです。日本はそのスキを見せてしまったからこそ、失点してしまいました。

 決勝戦に進出できていたらGK谷晃生(湘南)がヒーローになった試合でしたね。まだ20歳。伸びしろ満載で、今大会で一番成長しています。この世代の代表GKコーチは(川口)能活が担当していますよね。その風貌、ピッチ上でのたたずまいは能活が高校から横浜マリノスにやってきた頃をほうふつさせます。この試合でも能活は延長戦に入るときに、谷の隣にピタリと寄り添って何かを伝えていました。選手というのは、コーチのそういう何気ない行動がすごく刺激になります。

関連ニュース