記事詳細

【東京五輪スペシャルトーク】本田大三郎 一糸乱れぬパドリングは世界一 自衛官との混成チーム、男子カヤックフォア500メートル (1/2ページ)

 1964年東京五輪にカヌー主将で出場して、2度目の東京五輪がやってきました。再び東京に聖火が灯るのは感慨深いものがあります。86歳になりましたが、現在も地元の神奈川県三浦半島で子供たちのカヌー指導をしています。

 今大会の開会式の日も横須賀の猿島で観光の皆さんとカヌー巡りをしていました。オリンピアンとしては予選落ちで結果を出せなかった私です。ひなびた場所で2度目の東京五輪を迎えるという生き方もいいものだと思えます。富士山がくっきりと見えてすがすがしい朝でした。

 金メダルラッシュの今大会ですが、一番感動したのは柔道の浜田尚里(30)ですね。決して派手ではありませんが、落ち着いた戦いぶりで、寝技で次々と勝ち上がった姿に心を揺さぶられましたね。一流の道を歩んできたというわけではありませんが、ロシア発祥の格闘技サンボを身につけて実力をつけた努力は相当のものだったでしょう。井上康生監督の采配も愛情があふれていて、それが選手たちにつたわっていたと思います。

 日本選手もだいぶ体力的に強くなってはきましたが、まだカヌーのスプリントでは苦戦しています。ただ、今回の男子カヤックフォア500メートル(予選6日、海の森水上競技場)の松下桃太郎(33)、藤嶋大規(33)=ともに自衛隊、水本圭治(33)=チョープロ、宮田悠佑(30)=和歌山県教育センター学びの丘=の4人のスパートには注目していただきたいです。

関連ニュース