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2年ぶりアーチ、小林も“道連れ”原巨人 相棒“サプライズ弾”で菅野に勝利投手の権利プレゼント

 エースの力投を生かしたのは、相棒の“サプライズ弾”だった。小林誠司捕手(32)が同点の7回に勝ち越し1号ソロを放ち、菅野に4勝目をもたらした。

 相手先発の床田の前に2回以降、無安打が続いた打線の沈黙を破ったのは、小林の2019年7月以来801日ぶりとなるまさかの一発。飛距離は十分ながら左翼線ギリギリの飛球に、「手応えはあったんですけど、僕なんでファウルになるかなと思った」と、ヒーローは自虐気味に語った。

 「ずっと打てていないですし、それでも打席に立たせてもらえるチャンスがあったので、何とか自分のスイングをしようという気持ち。ベンチでもみんなが前向いてすごい声を出していたので、僕も何とかしたいという気持ちで、たまたまバットに当たりました」

 小林があくまで謙虚に振り返った値千金弾を、原監督も「そうですね。まあ少し、こういう感じで見ましたけどね」と目をこする仕草でおどけてみせつつ、「ナイスバッティング」とたたえた。

 かねてから指揮官は「同じくらいの打力があるなら、小林を使いますよ。私は」と捕手としての能力を買ってきた。いまだ打率は.128と投手並みだが、原監督がここから菅野と心中覚悟なら、菅野もまた小林とのバッテリーで心中覚悟だろう。

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