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【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】公平ではない?日本人選手、MLB殿堂入りの条件 選出確実視のイチロー氏に加え、野茂氏、松井氏は… 「大谷に関して議論の余地はみじんもない」 (1/4ページ)

 「なぜアメリカの野球殿堂にアジア人が1人もいないのか」

 先日、米NBCのニュースサイトに掲載された記事はこう問いかけ、注目を集めた。その記事は、米国野球殿堂は創設以来、選出が白人選手に偏っているとし-確かにMLBは1947年にジャッキー・ロビンソンが人種の壁を破るまで、黒人選手に門戸を閉ざしていた-いまだにアジア出身者で殿堂入りした選手が一人もいないことを指摘した。(なお、イチロー氏は資格取得後に殿堂入りが確実視されている)

 米国野球殿堂は1936年に全米野球記者協会により創設され、ベーブ・ルース、タイ・カッブを含む5人が初の殿堂入り選手に選ばれた。1953年には、現役引退から長い年月を経た選手も含めて殿堂入り審査を行う、ベテランズ委員会が設置された。選手は現役引退から5年が経過すると、殿堂入り資格を得る。

 これまでに殿堂入りした元選手は235人で、最も新しいのが元ヤンキースのデレク・ジーター。これにニグロリーグの選手と重役35人、監督23人、審判10人、野球発展貢献者30人を合わせて、総勢333人が殿堂入りしている。114人は死後に殿堂入りした。女性では、第二次世界大戦以前に存在したニグロリーグの元球団経営者、エファ・マンリーただ一人が殿堂入りしている。

 殿堂入りするには、打者なら500本塁打、あるいは3000安打、投手なら300勝、リリーフなら一定数のセーブが必要だと思われている節があるが、実は評価基準というものはない。投票権を持つ記者が各々ふさわしいと思う選手に投票するのだが、結果は必ずしも公平ではない。

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