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【清水秀彦 そういうことだろ~】川崎、逃げ切りVに向けた新戦略 元気なFW2人をターゲットにした攻撃で…相手は慌てるよ

 --今季の明治安田生命サッカーJ1の優勝争いも佳境に入りました。首位川崎は残り10試合、勝ち点4差の2位横浜Mは残り9試合です

 清水「川崎の逃げ切りVのポイントはまず、来月4-12日の国際Aマッチデー。かなり待ち遠しいはずだよ」

 --というと

 「DF谷口彰悟(30)ら主力の故障者が続出中で、ここ数試合は我慢比べで乗り切る試合ばかり。この期間にしっかり休んで立て直したい」

 --優勝争いは追いかける方が有利とよくいわれますが

 「追う横浜Mは全試合、前がかりでいかざるを得ない。でもリーグ終盤になると、下位のクラブが勝ち点1狙いで引いてくるのは世界共通さ。守りを固めた戦術をとる相手にしたら、横浜は外国人助っ人の10番、マルコス・ジュニオール(28)を止めさえすれば活路が見える。18日の前節で名古屋はそれが完璧ハマった。横浜の倒し方をほかのクラブにもしっかり教えてくれたね」

 --川崎も東京五輪代表三笘薫(24)、田中碧(23)の両MFが海外移籍で抜け、攻め手が少なくなった感が

 「確かにね。これまでは守備的にきた相手でも、個人の力で突破できる三笘とそれを押し上げる田中がいた。今はその代わりがいないね」

 --となると重要になってくるのは、監督の戦略と思います

 「だろ~。細かくパスをつないで決める川崎らしさに、新たな戦略を加えるのさ。小林悠(33)、レアンドロ・ダミアン(32)という元気なFWが2人もいるじゃないか。ペナルティーエリアをふさがれ守備的にこられても、この2人をターゲットにした攻撃を仕掛ける。今までにないやり方に相手は慌てるよ。俺が川崎の監督ならこれを仕掛けて一気にラストスパートを狙うね」 (元J1仙台監督・清水秀彦=聞き手・久保武司)

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