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“名ばかりエース”阪神・西勇輝に矢野監督は英断必至 「今季4勝しか…かばうにも限度がある」

 寝違えによる首痛で10日以来の登板も結果を出せなかった。阪神・西勇輝投手(30)が24日の巨人戦(東京ドーム)で今季最短3回5失点KO。チームは土壇場で追いつきドローに持ち込んだが、シーズン最終盤になっても調子が上がらず「名ばかりエース」に引きずられた格好だ。

 序盤で3点の援護をもらいながら3回に突如崩れ、打者一巡の猛攻を食らった。4番・岡本和に手痛い同点3ランを浴び、丸にも勝ち越し2ラン。いずれも真ん中付近に入った初球を完璧に捉えられた。

 優勝を争う一戦で出鼻をくじかれた矢野燿大監督(52)は4回からバッテリーごと交代させた。試合後、「勝ちたかったけどみんな必死にやり切ってくれた」と振り返り、不調が続く西勇との会談の場を設けたというが、大事な一戦での背信投球はチーム内でも尾を引きそうだ。

 球団関係者は「今季4勝しか挙げていない西勇をかばうにも限度がある。先発6番手ながら2年連続10勝に到達した秋山や、新人で7勝をマークしている伊藤将の方がよっぽど周りの信頼を勝ち得ている」と指摘。

 別の関係者も「監督がフリーエージェント(FA)で取った選手だから大切にしたい気持ちは分かる。でも今はそんな状況じゃない。ダメなら手薄の中継ぎに回すとか、弱点になっている投手陣で別の役割を担わすべきだ」と訴える。

 FA移籍して過去2年間はいずれも2桁勝利をマークした右腕のプライドを重んじるのも大事だが、虎将が鬼采配を振るわなければ混戦を制すことはできない。 (山戸英州)

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