記事詳細

「安くてもいらない」古巣ヤクルトもバレンティン見放し 今季限りでソフトバンク退団、寂しい帰国

 今季限りでソフトバンクを退団することになったウラディミール・バレンティン外野手(37)=写真。古巣ヤクルトに再獲得の動きはなく、近日中に寂しく帰国する。

 2013年に60本塁打を放ちプロ野球新記録を樹立するなど、ヤクルトで9年間プレー。ソフトバンクに2年総額10億円(推定)で移籍後も、こまめに連絡を取る古巣のスタッフは「すぐに帰国すると聞いている。ここ(神宮球場)にはもう来ないと思う」と明かす。

 ソフトバンクでは昨季は60試合で9発、今季は22試合で4発止まり。ヤクルトの首脳陣は「もともと内角が打てず、投げられるとすごく嫌がっていた。セ・リーグの投手は内角に投げ切れなかったが、パ・リーグでは徹底的に攻められていた」と淡々と解説する。

 本人は日本で現役続行を希望しているが、球団幹部は「年齢もいっているし、日本人扱いでも使うところがない。年俸が安くてもいらない」とバッサリ。国際担当も「うちは年齢面やどこがピークかを見極めて、マネーゲームには応じず新しい選手と代えようという考え」と突き放す。

 バレンティンの移籍先での不本意な成績について、国際担当は「うちよりいい条件で行ったわけで、野球人生のゴールという感じで、お腹いっぱいになってしまった」と分析。さらに「好条件を出せるようなチームは、打てなければ代わりの選手がたくさんいるので(首脳陣に)我慢してもらえない。うちは代わりがいないから、我慢して使うしかない」とプレー環境の違いを指摘した。 (塚沢健太郎)

関連ニュース