記事詳細

【西本忠成 トラとら虎】阪神の逆転Vへ 4番・大山、正念場のヤクルト戦は批判的な一部の声を一気に封じる絶好機 (1/2ページ)

 阪神の大山悠輔内野手(26)が4番に復帰して2週間になる。当初は「時期尚早」「V戦線の危険な賭け」といった声も聞かれたが、7日までの4カード(12試合)で4番を務め打率・286、4本塁打、10打点はギリギリ合格といったところか。

 球団OBは「打率が少し物足りないが、ホームランは3本が勝利につながっているから価値がある。以前は好機ではリキんでしまって甘い球の打ち損じが目立ったが、最近は的確にとらえる確率が高くなった」と評している。

 大山が約1カ月4番から外れた間、代役を務めたマルテは勝負強かった。このまま助っ人で最後まで押し通しても異論はなかったはずだが、矢野監督は大山を戻すタイミングを図っていた。指揮官は以前から「4番は生え抜きで…」と強いこだわりを持つ。4番はチームの看板だからである。

 「結果的には2年連続で4番大山は途中で挫折したことになる。それでも矢野監督が諦めないのは資質を認めているからで、今回復帰させた狙いは修羅場を踏ませること。大山にすればこんな優勝争いは初経験で、1打席1打席にプレッシャーがかかるのも貴重な体験。はねのけて4番らしい仕事をすれば自信がつき、厚い壁を突破できる」とも先のOBは見ている。

関連ニュース