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【中山徹 俺にも言わせろ】礼節を重んじる「職人」立山光弘 球筋や高低の打ち分けがうまく、ショットの引き出しの多い選手 (2/2ページ)

 「職人」という言葉が、立山のゴルフにふさわしい。球筋や高低の打ち分けがうまく、ショットの引き出しの多い選手だ。日本プロシニア最終日も技が光った。ラフからのアイアンショットでは、ボールだけを拾う打ち方をしてフライヤーを避け、高い球でグリーンをとらえていた。その距離感は絶妙だったし、パットにも好影響を及ぼしたのが勝因だと思う。これまで優勝に縁遠かったのは、肝心の勝負どころで気の弱さ、優しさ、人の良さが災いしていたからだ。他人のプレーに構わず、自分のゴルフに徹すれば、まだまだ勝てる。最終ホールでパーパットを外し、お茶らけて見せたが、あれもまた立山ならではの幕締めだ。

 優勝スピーチでの締めも万歳ポーズだったが、3年シード獲得で「もう試合出場の心配は不要」という心の叫びを体で表現したのだ。立山よ、おめでとう。これからもマイペース、自分流プレーで暴れまくれよ。 (構成=フリーライター伝昌夫)

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