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“持っている男”松坂大輔、最後に「平成の怪物」にふさわしい花道 消化試合で大団円ムード「多くの人に自分の現状を知ってもらいたい」

 西武・松坂大輔投手(41)が19日の日本ハム戦(メットライフ)で引退登板。強い星の下に生まれた「平成の怪物」に、ふさわしい花道が用意された。

 最後の登板を翌日に控えた18日、松坂は1軍に合流。約8カ月ぶりに公の場に姿を見せた。コロナ禍で報道陣も入場制限されているが、松坂の練習を間近で取材するため外野席に押し寄せる、久々の“松坂フィーバー”も起こった。

 長らく実戦から遠ざかるが、キャッチボールでは距離を約50メートルまで伸ばし、平地で相手を座らせた投球では変化球も織り交ぜた。「改めて、ここがホームなんだと実感した。できるだけ多くの方に今の自分の現状を知ってもらえたら」と松坂。背番号も「16」から愛着ある「18」に変更し、最後のマウンドへ向かう。

 「やはり野球の神様が、こういう舞台を用意したということでしょう」と、松坂のスター性に改めて感心するのは球団関係者だ。もしも優勝争いやクライマックスシリーズ進出を懸けて戦っていれば、引退試合どころではない。しかし、19日は相手も最下位を争う日本ハムで、事実上の消化試合。ポストシーズンにも進まないため、チームにとっても大団円のムードが強い。

 18日から発売された大量の引退記念グッズを求め、グッズショップには長蛇の列。すでに一部の商品は完売した。19日は西武球場前駅の5番ホームを「18番ホーム」に変更し、松坂が登場した「LIONS NEWS」を復刻掲出した電車を留置き。さらに、引退セレモニーは12月のファンフェスタで改めて実施予定と2度おいしい。レッドソックス移籍時に譲渡金約60億円をもたらした平成の怪物を、西武グループ総出で送り出す。 (塚沢健太郎)

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