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さらば“平成の怪物”松坂大輔 期待される伝説第二章 大物へのオファーの難しさも…折り紙付きの指導者の才覚 (1/3ページ)

 日米通算170勝を挙げた西武・松坂大輔投手(41)が、19日の日本ハム戦(メットライフ)で引退試合のマウンドに上がり、23年間の現役生活に別れを告げた。高校時代からその剛腕で伝説を紡いできた「平成の怪物」は、ついに肉体の限界を迎えて戦場を去るが、第二の人生で期待されるのはやはりユニホーム姿だ。メジャー経験を持つレジェンドには近年、大物過ぎるがゆえに現場復帰のオファーを出しづらい例が目立つが、松坂はすでに折り紙付きの指導者の才覚を、どのような形で発揮することになるのか。 (塚沢健太郎)

 この日のため背番号を「16」から愛着ある「18」に変更し、「できるだけ多くの方に今の自分の現状を知ってもらえたら」と宣言して、何とか上がった最後の先発マウンド。その現状は想像以上に厳しいものだった。

 プロ初登板の1999年4月7日の日本ハム戦では155キロをマークして衝撃デビューを飾ったが、22年後の最速は37キロも遅い118キロ止まり。ストライクゾーンに投げ込むのがやっとだった。横浜高の後輩の近藤健介外野手(28)に、カウント3-1から腰付近に当たりそうな内角球を避けられ、四球を与えて5球で降板した。

 「正直、ストライクが入るか心配だった。1球のストライクは野球の神様が取らせてくれた」。右手のしびれで昨年7月に頸椎の手術を受けたが改善せず、「改めて『だから辞めるんだよな』と思った。スッキリすることができました」と自らの限界を認めた。

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