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【田代学 ダッグアウトの裏側】前半戦の不運からは想像できないブレーブスの快進撃 フロント陣が補強を続けたのが吉と出た (1/2ページ)

 大リーグの球宴前、ブレーブスの快進撃は想像できなかった。当欄での順位予想でナ・リーグ東地区4連覇としていた筆者も、完全に外れたとあきらめていた。

 今年は暗い話題が多かった。歴代2位の通算755本塁打を誇り、背番号「44」が永久欠番になっているハンク・アーロン氏が1月に86歳で死去。4月にはジョージア州で投票権を事実上制限する州法が成立したことを理由に、2017年開場の本拠地・トゥルーイストパークで開催予定だった今夏の球宴を取り上げられた(ロッキーズのクアーズフィールドに変更)。

 チームもアクシデントが続いた。6月には、19年に新人ながら13勝を挙げたソロカが、昨年8月に断裂したアキレス腱を再断裂。左手骨折で離脱中の主砲オズナは家庭内暴力で逮捕された。7月には、1番打者で24本塁打をマークしていた18年の新人王、アクーニャ・ジュニアが右膝前十字靭帯を断裂。ここまでブ軍外野手が放った計40発のうち、31本を占めていた2人が今季絶望となった。

 6月中旬に首位から8差と引き離され、球宴前の勝率も5割以下。そんな状況でもフロント陣が優勝をあきらめず、補強を続けたことが吉と出た。まさに、けがの功名? 8月以降は36勝19敗の快進撃で地区4連覇を達成した。マーリンズから獲得したデュバルは113打点で初の打点王に輝き、カブスからトレード移籍のピーダーソンはブルワーズとの地区シリーズ第3戦で代打3ラン。公式戦通算148本塁打の左打者は、ポストシーズン通算本塁打を12本に伸ばした。

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