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【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】アメリカは変わってしまった NFLは試合前に2つの国歌を流すように 中国で起こった文化大革命と同じような状況 (1/4ページ)

 私の知るアメリカは変わってしまった。かつてアメリカは人類を月に送る先端技術を持つ国だった。50年代から60年代初頭の米国人はやる気に満ち、エネルギッシュで、自立的、勤勉、知性があり、胸ポケットに計算尺、というのが典型的なイメージだった。そして痩せていた。

 そのイメージはすっかり変わった。怠惰で教養がなく自己中心的、政府からの補助金漬けで、体重は増加の一途。80年代後半から90年代初頭以来、平均身長は変わらないのに体重だけが15ポンド(約6・8キロ)増え、米国の肥満率は世界一となっている。

 米国では何もかもがうまくいかなくなった。ガス料金は2倍、国の債務はこの4年間で50%増。サプライチェーンは混乱に陥っている。ドックヤードに空きがなく、入港待ちの船舶がロサンゼルス港やシアトル、ニューヨークなどの港に列をなす。

 空きがないのは、陸揚げされた貨物を目的地まで輸送するトラックの運転手が足りないからだ。運転手が足りないのは、政府が新型コロナ関連の給付金を次々と発行したおかげで労働者は働くより家にいることを選んでいるからだ。

 米国政府は企業の従業員に対し新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付ける一方、リオグランデ川を渡ってくる何千人もの不法移民をワクチン未接種、検査未実施のまま受け入れ、全米に分散させている。

 NBAのブルックリン・ネッツ所属のスター、カイリー・アービング選手は、ニューヨーク市が導入した規則に従わずワクチン接種を拒否しているためプレーできない。その一方で、新型コロナウイルスに感染している可能性のあるドラッグの「運び屋」がすんなり入国できてしまう。

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