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【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】大谷翔平よ、君の居場所はエンゼルスではない すでに「ナイスガイ」選手の仲間入り 夢のワールドシリーズV実現できる球団へ (2/4ページ)

 松井秀喜氏の名を挙げる人もいるだろう。彼はインタビューやサインを断ったことがない。2011年東日本大震災の被害者救援のために5000万円を寄付したことは特に記憶に残る。2015年3月には松井氏と元同僚のジーター氏が東京ドームでチャリティーイベントを開催し、野球教室や松井対ジーターのHRダービーなどを行った。

 そんな彼らと興味深い対照をなすのが、バリー・ボンズなど「ナイスじゃない」側の選手たち。

 ボンズは通算762本塁打、シーズン最多本塁打の記録保持者で、勝利への貢献度の指標となる「WAR」はベーブ・ルースに次いで歴代2位。MLB史上、本塁打500本以上、500盗塁以上の記録を持つのは彼一人である。

 しかし彼はサンフランシスコ・ジャイアンツのチームメートから激しく嫌われていた。一人だけ離れたプライベートロッカースペースを用意させるなど、特別待遇を要求する傲慢な態度のせいだ。

 取材を拒否するので記者団からも嫌われていた。無愛想、冷淡、恩知らずで伝説的にエゴが強い、鼻持ちならない自慢屋、というのがもっぱらの評判だった。

 ある時チームメートらがボンズに態度を改めるよう求め、多少友好的になった時期があった(この頃彼にインタビューした私がいうのだから間違いない。あの時は確かに愛想が良かった)。しかし打撃の成績が下がったため、元の不快な態度に戻したところ、不思議なことに成績はまた上昇したという。ボンズはステロイド使用者で、そのせいで彼を嫌う選手が多く、殿堂入りもしていない。

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