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【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】大谷翔平よ、君の居場所はエンゼルスではない すでに「ナイスガイ」選手の仲間入り 夢のワールドシリーズV実現できる球団へ (4/4ページ)

 今季投手としては9勝2敗だったが、もっと打線のサポートがあったら、13勝2敗でア・リーグMVPだけでなく、サイ・ヤング賞受賞のチャンスもあっただろう。

 私から翔平へのアドバイスは、今の契約を全うしてエンゼルスに“勝てるチーム作り”をさせること。できなければよそへ移る。年俸4000万から5000万ドル(約45~56億円)以上も楽勝だろう。

 絶大な説得力をもって投打両方が可能だということを証明した君なら、どこの球団だって毎日でも投打で起用してくれるはずだ。さもなければ、アーニー・バンクスのように本塁打王に輝く遊撃手で野球殿堂入りしながら、ポストシーズン出場経験がない選手に終わってしまう。

 翔平よ、君はワールドシリーズの舞台にふさわしい。だがエンゼルスの選手でいる限り、そこに立つ日は来ないのではないだろうか。

 ■Robert Whiting 作家。米ニュージャージー州生まれ。『和をもって日本と成す』(1990年)で日本のプロ野球の助っ人外国人を描き、独特の日米文化比較論を展開した。この逆バージョンともいえる本コラム「サクラと星条旗」は2007年から好評連載中。

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